ちやほや
欲望を抑えられない人がちやほやされると、悲惨なことになるなあ~。
と、改めて思うニュースが最近多い。
財産がある人も無い人も、美貌に恵まれている人もいない人も、社会的地位が高い人も低い人も、知名度が高い人も低い人も、してはいけないことはしてはいけないのだ。
どんなに恵まれた環境に生まれても、いわゆる“徳”の低い人が幸せな人生を送るのは難しいと思う。
むしろ、徳の低い人は、それらの物に恵まれていない方が、まともな人生を歩みやすいのかも。
哲学の本などでは、財産のある人や人気のある人などにちやほやしてもてはやす人を“追従者”と呼ぶ。
財産のある人や社会的地位のある人や美貌に恵まれた人とかは“追従者”は得やすいけど、本当の意味での“友”を得やすいかというと…俺はそうは思わない。
追従者にもてはやされながら生きる…それは案外、しんどいことなのかも知れない。
自分を大事に思ってくれる人が本当にいるなら、あんなことはしないだろうし、あんなことは言わないだろうし…。
財産も、美貌も、社会的地位も、知名度も、ここ一番で自分を抑えるには何の役にも立たないのかも知れない。
ここ一番で自分を抑えてくれるのは…日ごろから積み重ねた“徳”であり、自分が愛する人であり、自分を愛してくれる人であり、真の意味での“友”のような気がする…。
そう考えたら、財産だの美貌だのに恵まれてる人は羨むにはあたらない。
俺は、自分が大切にしたい人にさえ愛されてれば充分だ。
絵的に派手な人をすごいすごいともてはやすような人より、自分が本当に素晴らしいと思う人を尊敬できる人でありたい。