たいした腕もないくせに…
職場に、趣味でテニスをやってる人…仮にAさんとしよう…がいる。
そのAさんに、ある人が
ガットって今どのくらいするの?
と訊ねると、Aさんは
700円くらいからあるけど、僕は7000円くらいのを使ってる。
と言うと、訊ねた人は
そんなにするん?Aさんの腕にはもってーねかろ~?(もったいなかろう。の意)という冗談を飛ばしたのだが…あまりにも…デリカシーが無いと思う。
ちなみにその人はAさんのプレーを見たことは無い。
良い物を使ってるというと、
たいした腕もないくせに…
的な冗談とか、ひどい場合には悪口を言う人がたまにいる。
お金の使い方を間違ってる。
とか
もっと有意義な事に使ったら?
とか…
その人の理想があって、その人がその理想に近づくためにいろいろ吟味した挙句それを選んで、それで楽しんでる。
そういう人に対して、ねぎらいとか、励ましとかではなく
その腕にはもったいない。
という冗談が先に来る人は、心の貧しい人だと思う。悪気はないにしてもね。
ま、当のAさんは笑って受け流してたから俺がとやかく言うことではないのだけど…なんかむかついたので日記に書いてみた。
そういう俺も、そういう事言われたことあるから。
一眼レフカメラ買ったと言ったら
そんな高いカメラ買ってどうするん?
的なことを言われたり、S2000乗ってるというと
エンジン上までよう回すん?
とか言われたり…。
なんていうのか…多くの人とは違うお金の使い方をしたというと、馬鹿にされるというか、デリカシーのない言葉を浴びせられることがあるのはとても残念なことだ。
自分の価値観ではありえないお金の使い方をした人に対してデリカシーのないことを言う人は、
自分は了見の狭い人間です。
と言ってるのも同じである。
デリカシーの無いことを言う…つまりは上から目線で言葉を浴びせかけることで、会話の主導権を取ったつもりになって、自分は話し上手、だと思い込んでる人がいるとしたら…とても哀れな人だと思う。
俺は、たいした腕もないのにS2000乗ってるし、たいした腕もないのに良いカメラを持ってる。
で、それらを使って人から“すごい”と言われたことは…あまりないけど(全くないわけではない(笑))それがきっかけとなって人とつながったことはある。
こんなことは言うまでもないけど、“好き”ていうのは、それだけでとても尊く、価値のあることだ。
でも…それがわからない悲しい人って、案外多いんだよな~。